文芸誌ってそもそもなに?
文芸誌とは、文学作品や評論、エッセイなどを掲載した雑誌のことを指します。一般的に、文学作品の発表の場として重要な役割を果たしています。また、文学をはじめとする芸術や文化に関する情報や評価なども提供しています。読者は、文芸誌を通じて新しい作品や作家を発見することができたり、文学や芸術についての知識を深めたりすることができます。文芸誌は、出版社や編集方針、発行周期などによって、さまざまなジャンルや傾向を持っています。
それぞれの雑誌の特徴
文學界(文藝春秋)
文藝春秋から刊行されている文芸雑誌で、創刊は1899年です。日本の文芸雑誌の中で最も古い歴史を持ち、その名声も高いです。現代文学の名作や新進作家の作品、エッセイや評論などを幅広く扱っています。
新潮(新潮社)
新潮社から刊行されている文芸雑誌で、創刊は1926年です。太宰治や川端康成、三島由紀夫など、数多くの有名作家を輩出しています。その他、時事問題や社会的なテーマも扱っています。
群像(講談社)
講談社から刊行されている文芸雑誌で、創刊は1947年です。大岡昇平や黒岩重吾などの作家が寄稿し、戦後の文学界を代表する雑誌のひとつとして知られています。現代文学や文芸評論など、幅広いジャンルの作品を扱っています。
すばる(集英社)
集英社から刊行されている文芸雑誌で、創刊は1989年です。現代文学やエッセイ、評論、インタビューなどを扱っており、若手作家や多様なジャンルの作品が掲載されています
文藝( 河出書房新社)
河出書房新社から刊行されている文芸雑誌で、創刊は1953年です。編集方針として「文学と知の雑誌」と掲げられ、文芸だけでなく、歴史や哲学、社会問題なども扱っています。また、多様なジャンルの作品を掲載していることも特徴です。